国会図書館における絶版雑誌掲載シナリオの取り方講座

 ちょっとあまりにも忙しすぎてシナリオを見ている余裕がないので、「混沌回線」に関する更なる記事はとりあえず棚上げとして、ひとまず予告していたもう一つのほう、「混沌回線」のような、国会図書館において絶版となった雑誌に収録されていた古いシナリオを入手する方法について書こうかと思います。
 とはいえ、古いシナリオといっても私が知っているのは『タクテクス』と『RPGマガジン』の二つだけです。この二誌に関してはありがたいことに「湖の隣人の小屋」というサイトでクトゥルフに関連する記事の記載巻号が、執筆者が得られた情報の限り記されています。中には現在ネット上で公開されているものもありますので、事前にどのシナリオを、どの記事をコピーするかは“目星”を付けてから向かうといいでしょう。(経験上多くの記事を印刷しようとすると結構時間がかかるため、じっくり記事を見て吟味する余裕はあまりないと思われます)。
 以下は件のサイトへのリンクとなります。
「湖の隣人の小屋」

>ウェブ上での扱いにおいては(中略)コンテンツへ直接リンクしておく方が無難かもしれません。

 とのことなので、コンテンツへの直接のリンクを張っておきましたが、個人的に資料として極めて重宝しているサイトの一つです。よろしければ、ページ最下部の「Return to Index」から氏のサイトをご覧になってください。

 さて、国会図書館所蔵の資料を複写する方法ですが、まず直接来館する方法と、遠隔複写依頼をする方法との二つの方法があります。直接国会図書館で複写依頼をすれば、手間がかかる代わりに自分で資料を見て必要かどうかを判断することができます。遠方にお住まいの方は否が応にも遠隔複写をせざるを得ないと思いますが、個人的には首都圏に住んでいたとしても、目当ての記事がはっきりしていてお金に困っていないのであれば、時間をお金で買える遠隔複写を頼むべきかと思います。
 実のところ私は遠隔複写依頼に関しては自分でやったことがない遠隔複写エアプ勢なんですが(代行業者みたいなものに頼んでいます)、HPを見る限りそんなに難しくはなさそうなので該当ページへのリンクを張って説明に代えさせて頂きます。利用者登録の方法などは適宜記事を参考にしてください。
参考ページ

 では、以下では直接複写の方法について説明していきたいと思います。

※なんか国会図書館のHPに広報用の動画がありましたので、張っておきます。これ見れば記事の前半読む必要ないかも……。



直接複写しに行く
○事前準備
 来館前には、まず休館日を確認しておきましょう。確認を怠ってコンビニすらろくにない国会周辺を脱力しながら引き返していくのは中々にこたえます……。日曜日と祝日のほか、第三水曜日が休館となっており、土曜日は開館時間が短いことにも注意です。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/time.html

○国会図書館へ赴く
 国会図書館は基本的に電車かで来ることが多いでしょう。最寄駅は永田町か国会議事堂前ですが、国会議事堂前駅からだと結構歩くことになるので、極力永田町二番出口(A)から向かいたいところです。道中迷うこともあまりないと思いますが、不安であれば看板が割と出ているのでそれを随時確認するのが良いでしょう。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/access/index.html

○利用者登録
 国会図書館で本を複写するためには利用者登録をする必要があります。利用者登録は階段を下りて奥側に位置する建物、新館のほうでやっています。中に入れば案内役の人の指示に従っているだけで利用者登録までつつがなく終えられると思いますが、利用者登録申請書は国会図書館のHPからダウンロードできるので、事前に印刷して記入したものを持っていけば時間の短縮になります。時間はかかりますが郵送によるやり取りでも利用者登録はできるようなので、時間に余裕があるならこの方法で事前に登録を済ませておくのもいいかもしれません。登録には住所が確認できる身分証が必要なので、忘れずに持っていきましょう。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/registration/index.html

○館内へ入る
 利用登録を終えた後は一度新館を出て、旧館(階段を下りて左側の建物)から国会図書館の中に入ることになります(私は基本的にこちらから出入りしていますが、他にも入口はあったかも)。国会図書館は持ち物の持ち込み制限が色々とある上、割と館内を歩き回ることも多いので、不要なものは入ってすぐ右側にあるコイン返却式ロッカーに入れましょう。
 館内への持ち込み物や複写物は透明なバッグに入れて持ち運ぶことになりますが、図書館で無料配布されているビニールは色々と持ち込む場合には耐久性に不安があるので、事前にアクリル製の上部で透明なバッグを買っておくと非常に捗ります。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/help/bringing.html

○複写依頼を行う
 国会図書館は一般的な図書館と違って基本的に借りた本の持ち出しはできず、利用者は館内で借りた資料を閲覧するか、複写することになります。複写までの流れは
①館内PCから複写したい資料の貸し出し申請を行う
②資料が到着したのを確認した上で、貸出カウンターまで資料を取りに行く
③借りた資料の複写したい箇所を確定させ、必要書類を用意した上で複写カウンターへ持っていく
④複写の完了を確認した上で、複写カウンターまで受け取りに行く
⑤資料を貸出カウンターに返す
といったものになります。順を追って説明していきましょう。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/copy/details.html#sameday

①館内PCから複写したい資料の貸し出し申請を行う
 館内に入るとPCがずらりと並んでいるのが目に入ると思いますが、利用者はそのPCを使って資料の検索と貸出申請を行うことになります。一応一部アクセス制限はあるもののインターネットも使えるので、そこから上のサイトを確認してもいいでしょう。たしか同時に借りられる雑誌の貸し出しは10冊までなので、それ以上複写したい場合は一度返却してから再度申請を行うことになります。
 PCの使用には利用者カードと利用者パスワードが必要になり、特にパスワードはしょっちゅう使うことになるのでメモを取っておくか暗記しておくことをお勧めします。

②資料が到着したのを確認した上で、貸出カウンターまで資料を取りに行く
 PCないし館内に点在している到着資料確認端末を用いて資料が到着したら、新館にある雑誌貸出カウンターまで受け取りに行きます。受け取りの際には利用者カードが必要です。雑誌は製本されておりかさばるため、恐らくは台車で渡されることになるでしょう。しばらく資料と格闘することになるため、荷物などは持って移動するか、図書館内に点在する無料コインロッカーに入れておくことをお勧めします。

③借りた資料の複写したい箇所を確定させ、即日複写申込書を用意した上で複写カウンターへ持っていく
 資料を受け取って複写個所を確定させた後は、複写を依頼する職員の方が複写個所を分かりやすいようしおりを挟みこむ作業を行い、即日複写申込書を作成する必要があります。
 しおりに関してはわら半紙の細切りみたいなもの(現地に行けばわかります)が新館の複写カウンター前にたくさん置かれていますので、それを複写したい部分を挟みこむようにして二本差し込みます。一つの雑誌で複数個所を複写したい場合は個所ごとに同様にして差し込みます。
 即日複写申込書は館内のPCか複写カウンター前の端末を使って印刷することができます。端末を利用する場合、置いた利用者カードを取り忘れやすいので注意してください。申込書作成はそこまで丁寧につくらなくとも、最低限巻号とページ数さえわかれば問題ありません。しおり作業と申込書の作成を終えた後は複写カウンターに持っていって対面で依頼を行うのですが、もし問題があった場合はその時に指摘され、丁寧に対応してくれます(しおりさえしっかり挟んでいれば突っ返されることはありません)。
※“もちろんあえて言う必要はないと思いますが”、複写の目的に関しては「調査研究の用に供するため」を選んでおきましょう。まあそこまで著作権についてうるさく言われることはないと思いますが……。
参考:https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medlib/guide/copyrightlaw31.html

④複写の完了を確認した上で、複写カウンターまで受け取りに行く
 混雑状況にもよりますが、だいたい10~30分くらいで終わると思います。複写カウンターの横にある複写受け取りカウンターで複写料金と引き換えに複写物と複写してもらった雑誌を受け取ることができます。最近電子マネー支払いに対応し始めたので、余分にチャージしておくと財布を取り出す必要がなく捗ります(結構小銭でかさばるのです)。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2016/161212_01.html

 複写物が多い場合には、すぐ近くに透明なビニール袋があるのでそれに入れてまとめておくことができます(本当は私物持ち込み用の取って付きビニール袋のほうが扱いやすいんですけどね)。
 以下は料金表です。表で見ると高く感じるかもしれませんが、個人的には払ってみると案外高く感じないなという印象を受けます。
参考:http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/copy/fee.html

⑤資料を貸出カウンターに返す
 雑誌貸出カウンターは複写カウンターの上にあるため、基本的にはそのまま返してしまうことになるでしょう。返す場合には特に手続きなどは必要ありません(利用者カードを見せるくらいです)。

 久々の更新ですが、どうもクトゥルフ感にかける記事でしたね。ちょっと今年いっぱいは多忙のため不定期更新になると思われますが、ご容赦ください。




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