秘密持ちシナリオ『悪魔のヒト探し』キーパリングサポート記事その1

 はい、今週は先週公開した『悪魔のヒト探し』のキーパリングサポート記事となります。このシナリオはKPがアドリブで対処するものが多く、キーパリング難易度が上がりがちです。そうした問題を実際にPL4として参加した私の視点やシナリオ考案者のギミック紹介などから解決していこうという記事となります(実際に記事を書いているとだいぶ長引いてしまったので、コンベンション参加のためお休み予定だった来週とで記事を分割しようと思います)。KPをする予定の方は、一読しておくと何らかの助けになりかと思います。当然ながらシナリオのネタバレを多分に含みますので、このシナリオをプレイしようと思っている方はうっかり見てしまわぬように気を付けてください。では、さっそく本編のほうに入っていきましょう。


以下ネタバレを含む感想です。ここからはシナリオを既に読んでいるか、プレイ済みということを前提に記事を書いていきます。
未プレイの方はネタバレに注意してください。




キーパリングサポート ~第六感編~

 私はPL4としてこのセッションに参加したわけですが、PC4に与えられた秘密はいかなる場合・場所・物に対しても使うことができるため、KPにとっては扱いにくいものでしょう。そこで、今回私の記事では身内卓でこのシナリオを回した際、私がどのような場面で第六感を使い、どのような情報を得たかを書いていこうかと思います。また、私自身の動きやシナリオの進行状況も軽く書いておきます。

〇一回目の第六感
 最初の第六感は、私は導入の部屋(黒き瞳)の水晶玉に対して使いました。私としては、まあ5回と使用回数に余裕がありますし、自分に与えられたものを使いこなせなければ「秘密持ち」シナリオにおいては致命的であろうと考えたためです。
 この第六感に対して得られた情報は、「この中身はなくてはならないものだが、玉を見ていると邪悪な恐怖を感じる」といったものでした。
※このシナリオで私は刺身パック職人PCを使っていたため、とりあえず玉を麻袋に入れたまま大部屋に出て、部屋にあった高価そうな水晶玉だと言い、自分のものだと言い張って所有権を主張、その上で中身を見せたり取られたりしないようにしていました。

〇二回目の第六感
 二回目の第六感は、力の証明の部屋に対して行いました。この時私はとりあえず各部屋に対して一回は第六感を使い、残りとSAN値減少による回数増加分は他のことやイベントに対して使えばいいと考えていましたので、何か情報が得られればいいなと軽い気持ちで使いました。
この第六感に対して得られた情報は、「この部屋からは危険な、嫌な予感がする。この部屋は危ない。」といったものでした。当初は肩すかしをくらった気分でしたが、シナリオの内容を見ればこの言葉が意味するものはお判りでしょう。
※ちなみに、私はこの部屋の亀裂に対する〈博物学〉ロールにファンブルし、黒き瞳を麻袋から出してしまうというハプニングが起きてしまいました。その際、水晶玉が突如として濁り始めるという描写が入り、慌てて私は水晶玉を麻袋に急いで戻しました(これはβ版の仕様であり、最新版では削除されています)。シナリオの内容を見ればこのアクシデントが意味するものはお判りでしょう。

〇三回目の第六感
 三回目の第六感は、力の証明から時計回りに部屋を調べ終えた後の、力の証明の部屋でリスポーンした怪物の咆哮に対して行いました。なお、真の姿、神の智慧の部屋では(当時名前は知りませんでしたが)あまりめぼしいものがなかったため、第六感は温存していました。
 この第六感に対して得られた情報は、「力の証明で見た傷跡からして相当大きい、また前回の第六感で予感した危険性そのものがその場にいる。」というものでした。
※この局面に至るまでも色々と気にしてはいたものの私は玉の使い方がいまいちわからず、時間的にもシナリオ進行度的にもそろそろ焦り始めないといけないだろうと考えていた私は〈忍び歩き〉を使ってこっそりと3人の背後に回って水晶玉を取り出し、水晶玉を通して中央の部屋をぐるりと見ようとしました。結果は失敗で、これがかなりまずい展開に繋がってしまったのですが、現シナリオでは改変されている点のためこのことに関しては割愛します。

〇四回目の第六感
 四回目の第六感はβ版の際にしか起きない事態ですので、詳しくは割愛します。
※最新版では怒らない事態ですが端的に言うと、麻袋が水晶玉を覆う様に変形させて、黒き瞳の視線を遮るという手段をPLの一人が取ったため、水晶玉の力を封じられてしまったのです。結構焦ってましたし、この頃になると何とか命だけは守ろうという守勢に入りつつありました。

〇五回目の第六感
 五回目の第六感は、化物が中央の部屋に入り込もうとした際、他のPCの技能ロールの達成値が100だったことに対して行いました。
 この第六感に対して得られた情報は「あの100という数値は故意に引き起こされたものではなく、現実改変とも言うべき力は水晶玉を覆う黒い球体の力と同じものである」というものでした。
※まだこの段階では「ニャルの力を持つ者が複数いる」可能性が高いとは思っておらず、ニャルの力を持つもの一人と、自分と同じ何らかの超能力を持っている人間二人が居ると思っていました。そして、この辺りから第六感を実態のあるものに対して使うことが難しくなってきたため、「短期的に最適な行動」を知るために仕えないかと提案し、その了承をもらいました。ここからは半分死を覚悟しつつ、とにかく生き延びることを考えていました。

〇六回目の第六感
 六回目の第六感は、化物が中央の部屋に入り込みかけている状況でPC1が気絶、PC2,3が(這い寄る混沌の力を使い)影分身している状況で、最適な行動は何なのかについて行いました。
 この第六感に対して得られた情報は、「目の前に広がる光景はさんざん自分を苦しめてきた力と同じものであり、その強大な力に無力な自分はただ立ち尽くすのみ」というものでした。
※シナリオを見ればこの言葉の真意はお判りでしょうが、私は自分の水晶玉を封じられた以上有り得たベストエンドの道は閉ざされ、このまま吊るされて自分だけ死ぬパターンが確定しかかっているのだろうと考えており、なんとかそれを否定しようと無駄な努力を続けていました(分身している二人も超能力の範疇ではないかなど)。

〇七回目の第六感
 七回目の第六感は、真の姿の扉に対してこの扉を抑える力は何なのかについてでした。これは自分の第六感の力を他人に示そうとして行ったものです。
この第六感に対して得られた情報は、「今までの苦しめてきたものと同種」というもので、どんどん追い詰められた感覚に陥っていました。
※この段階でも往生際悪く頭をひねっていましたが、秘密の暴露大会が始まり自分が「仲間はずれ」であることを確信しました。しかし、私もこのままなすがままにされて死ぬのは悔しいので、何とか一矢報いつつ自分が生き延びれる可能性というものを模索していました。

〇八回目の第六感
 八回目の第六感は、化物が中央の部屋に入ってきて戦闘が始まったときにおける最適な行動は何なのかについて行いました。
 この第六感に対して得られた情報は、「化物から逃げる」というものでした。シナリオ的な意味での最適解は変わらず「どうにもできない=されるがまま」なんですが、今回は第六感の使用タイミング的な問題で得られた結果です(戦闘自体はニャル側のワンパンで終了)。まあ事実上不発に終わってしまいましたが、実際どうにもならない状況下で起こったことですから、妥当なものでしょう。
※私が使った第六感は、リプレイ音声を聞く限りでは10回でした。ニャル側の動きを見ていた時のSANチェックや、最後のSANチェックはほぼ意図的に起こしたもので、実際は+5回も行われるとは思いませんが、多くてもこのくらいと考えると良いでしょう。

〇九回目の第六感
 九回目の第六感は、化物との戦闘終了時における最適な行動は何かについて行いました。この時はもう第六感の残り回数が一回しかなく、「どうせ吊るされるだけだから最後に使っておこう」という気持ちで使いました。
この第六感に対して得られた情報は、「目の前で信じられない事態を目撃し、偉大すぎる力の前で無力な自分はただ座して死を待つのみ」というものでした。まあ、これもシナリオを見ればわかる通りですね。
※相変わらず私はこの局面においても何とか生き延びられないか考えていました。私ももうどうにもならんと諦めかけていたのですが、KPが「他にも取りうる行動はある」というような思わせぶりなニュアンスの発言をしていたため、「黙って吊るされる」「逃げる」という二択以外の選択肢を考えました。

〇十回目の第六感
 十回目の第六感は、発狂してみようとか銃で撃たせてみようとか色々な試行錯誤の末に偶然舞い込んだSANチェックを機会として、最適な行動は何かについて行いました。
この最後の第六感に関しては「ただ座して死を~」という回答が返って来てそれで終わりかけようとしたんですが、厳密にはそうではなく、私が考えに考え抜いた末に思いついた「ワンチャン舌を噛み切ろうか(自殺しようか)」という言葉に反応し、「それが生存への第一歩である」という情報を入手することができました。
※リプレイ音源を再生する限りではこの行動は想定されていなかったようですが、私はこれこそが自分の力を封じられたこの局面において生き残ることができる唯一の方法だろうと考え、実行に移しました。具体的には、
「貧困家庭のため高校に進学できず、中学卒業後17年間刺身パック製造工場で勤めベルトコンベアーで流れてくる刺身パックにタンポポを乗せる仕事をしている職人であったが、30を過ぎても正社員になれない精神的ストレスからパックの刺身を食べてしまったことが原因で工場から解雇され、それをきっかけとする精神科への通院費が生活費を圧迫し、値切り交渉無くしてまともな食生活を送れなくなった、無料wi-fiを通して手に入れたインターネットコンテンツが唯一の彼の楽しみである、死んだ魚の目の色をした」
私の探索者の生い立ちを語って聞かせ、ニャルラトホテプの力を使って生み出された刺身パック生産ラインに〈製作:刺身パック〉をジャスト成功させて黙々と素早く刺身パックを作っていく素早い動きで他の探索者達の注意を引きながら舌を噛み切り、確実に死ぬまでの時間を稼ぐことに成功しました。
 まあ、蓋を開けて見るとベストエンドの道が途絶えてしまったわけですが、最終的には一人死亡三人生還という結果になりました。

 さて、こんなに長くなると思っていなかったのですが、私が書くキーパリングサポート記事はここまでです。β版の時の記述を基にしているので最新版とは異なる部分もありますが、私の思考なんかも合わせてキーパリングの参考になれば幸いです。
 シナリオ製作者も文章を書いてくれるということでその内容を確認したところ、分量的にまとめるととても長い記事になってしまうということと、文章内容をもう少し増やした上で私が確認してから上げたいということで、コンベンション参加のためお休みする予定だった来週とで分割して記事を上げようと思います。次回は部屋のギミックの詳しい説明などが中心になると思います。では、また来週お会いしましょう。


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