KPのすすめ~KP担当時のセッション一週間前→前日までの流れ~

 先週の予告だとサプリ紹介記事の続きを書く予定となっていましたが、もう一回サプリを見せてもらってからのほうがより良い記事を書けるだろうと判断して、今週は見送ろうと思います。
 その代わり何を書くのかと言いますと、今週からは初心者向け記事の一つとして私がKPを務める際の準備~当日~後日までの流れを紹介し、解説していきたいと思います。かれこれ20シナリオほど回してきましたが、流石に慣れたもので身内外でも肩の力を向いてキーパリングができるようになってきました。キーパリングに対する考えや手法に関してはまだちょっと固まりきっていないところがあるので(遅いですね)あまりキーパリングに関しては深いところまで突っ込まず、あくまでメインは「KPをやるときの準備から後日までの流れ」として今回の記事を書いていこうと思います。普段KPをやっている方もやっていない方も、いちプレイヤーの手法ということで参考にしていただければ幸いです。それでは、そろそろ本題のほうに入っていこうと思います。

【セッション一週間前くらい】

●セッションの予定を立てる
 私がセッションをやる場合、遅くともだいたい一週間くらい前までにはセッションの日程を確定させます。まず考えるのがシナリオ選定ですが、これに関しては色々なシナリオに触れている関係上、セッション予定を立てる段階でPLの方たちからどんなシナリオをプレイしたいかという希望をとったりすることもあります。

【セッション一週間前~前日まで】
●シナリオを選ぶ
 キーパーをやることが決まり、次はシナリオを探す段階に入ります。最近は身内間で予定が合いにくいためハイペースで身内卓が立つということもなく、また回したいシナリオがたまっている関係上あまりシナリオを探すということはしていませんが、以前の私は主にクトゥルフ神話やろうずwikiのシナリオ置き場から回すシナリオを探していました(その関係で私の自作シナリオもあそこに公開しました)。ピクシブにも多数シナリオが上がっているらしいのですが、個人的に見にくいのとソートで使えない機能があったりで私はあまり利用していません(私が不慣れなだけかもしれませんが)。また、個人サイトで公開しているシナリオは一通り抑えていますね。特にオススメなのはやはり内山御大の「ひきだしの中身」でしょうか。あそこで公開されているものはフリーシナリオとしてはお手本になるほど非常に完成度の高いものが多いです(同人シナリオや公開シナリオにも内山さんのシナリオの影響が見られるものが散見されますね)。

●シナリオ確定
 自分が面白そうだなと思ったシナリオがあれば、それに決定します。候補が複数見つかった場合には複数のトレーラーを公開してPLに選んでもらったりすることもあります。ここも基本的にはPLの趣向に合わせることを意識していますかね。

●シナリオを印刷する
 私はオフセにしろボイセにしろ、だいたいの場合シナリオは紙に印刷して使用するようにしています。私はオフセでも基本的にパソコンを持ち込んでキーパリングをしているのですが、特にオンセの場合、画面上に色々ツールを開いている状態で常に画面上にシナリオを表示させていると、ノートパソコンのような狭い画面では窮屈に感じられるからです。また、何よりの理由としてデータ上のシナリオだと携帯性に加え、出先などでシナリオを読み込み中メモ書きや注意書きなどができない点がかなり不便という点があります。他に、経験上紙媒体のシナリオのほうが目的のページを素早く見つけられる気がしますね。
 印刷形式は私の場合基本的にはA4の小冊子形式です(わかりやすく説明するとA4の紙を二つに折ると本状になるもの)。私は普段電車移動の合間にシナリオを見ることが多いのでコンパクトでかさばらず、かつ小ささゆえにPCの前において見ながらセッションをしやすいこの形式で印刷しています。ただ、数万字にもなる大作だと紙を折って小冊子にするのが大変だったり、単純に文字が小さいので、オフセをやることが多い人ならB4やA4で両面印刷をした方が良いかと思います。
※とはいえテキセの場合シナリオ常時表示は必須でしょうし、ボイセの場合も文章系資料をチャット欄に張ったりすることがままあると思うので、ノートパソコンなどの狭い画面でオンラインセッションをしている方にはデュアルディスプレイをお勧めします。20インチ程度の大きいものでなければ1万円台前半で購入できますので。参考までに私が使っているのは↓です。


●シナリオを読み込む
 当日まで、スキマ時間を活用するなどしてシナリオを読み込んでいきます。最低限、
・シナリオのだいたいの流れ
・シナリオの難易度
・シナリオの傾向
くらいはつかめるようにしましょう。シナリオを読んでいく中でセッション中画像などを出すタイミングや描写において気を付けるべきことをメモしたり、絶対に落としてはならない情報に印をつけるなど、自分なりにセッション中に役立つよう書き込みをしていくと便利です。フリーシナリオの場合良くも悪くも大味な部分がある時もあるので、そういったところを自分好みに改変するよう書き換えてもいいと思います(私は基本的に作者様の思いを尊重して根幹にかかわる部分はなるべく変えないようにしていますが)。また、シナリオを読み込んでだいたいの中身が把握できたら推奨技能なども書きだしておくと良いです。公開する場合はもちろん、しないとしてもキャラクターシートを見た際に技能取得に関してアドバイスできないといけませんから(特に詰むようなことがなければ書かなくても良いですが)。

●シナリオ概要、推奨技能などを公開
 私の場合、なるべくセッション当日までにシナリオの傾向(クローズドかシティか、戦闘の有無、探索重視など)やロスト可能性、シナリオ難易度、その他注意点などを連絡します。特に身内卓の場合、セッション時間短縮のため事前にキャラクターシートを作ってきてもらうことがあるので、多少早めにこれらの情報は公開します。個人的にはあまり推奨技能を公開するのは自由度を減じる気がしてあまり好きではないのですが、シナリオ上公開するのが適当だと判断した場合にはこれも含めてだいたい三日前くらいまでには公開します。

●セッション中の素材集め、印刷
 シナリオを読み込む中で、あったほうがいいなと思う画像や音声、BGMなどをネットの海から収集します。
 TRPGは想像力で楽しむゲームではあると思うのですが、私はクトゥルフ神話TRPGの探索者に自分を投影してプレイしてほしいという思いがあるので、探索者達の状況を想像うしやすいようここにはこだわっています。
 画像関係はぱくたそ様や写真AC様を主に利用しています。後者は会員登録が必要ですが、実写素材の多さからその手間に見合うだけの価値があると思います。単純にそれっぽいワードでググるのももちろん有効です。もちろん、登場させる神話生物のことも忘れずに。ルルブやマレモンにない!と思ってもググれば案外あったりするものです。
 どうしてもNPCに音声を出して喋らせたいセリフがある場合や機械音声などを表現したい場合、私はソフトークを主に使用しています。長い文章になると誤読を修正するのが少し大変ですが、難しい操作なしで簡単に音声が作れるのはありがたいです。
 BGMはぴたちー素材館様のものを中心に使用していますね。脆弱なニムさんの『嗤う人間師』で使用したBGMはどれも雰囲気が出るので、重宝しています。もちろん、サントラなんかも持っていればBGMとして使うのはいいと思います。
 集めた画像やシナリオ中に用意されているマップや画像などは、すぐ公開できるよう一つのフォルダにまとめておきましょう。オンセの場合はBGMなども再生できる体制にしておきましょう。
 そして、オフセの場合は画像を印刷し、PLに見せられるようにするという工程が入ってきます。これは案外骨が折れる作業なので、早めにやっておいたほうがいいでしょう。シナリオ中に資料が組み込まれている場合、ハサミで目当てのものだけ切り出すという作業は意外と時間のかかるものです。また、オフセの場合たいていの場合はPLが向かい合う形で座ることになるので、資料などは人数分とはいかないまでも両側のPLが同時に見られるよう2枚刷っておくと喜ばれると思います。小さい資料などは拡大コピーしてあるとより見やすくgood。家にコピー機がない場合、ドラッグストアやツタヤなどよくわからないところに置いてあることで有名な5円コピー機で印刷することをお勧めします。

 案外色々書くことがあったので、セッション当日の話やセッション後の話なんかを盛り込み損ねてしまいました。というわけで、次週もこのシリーズは続くことになります。といっても、おそらくセッション中のこととその後のことだけでは短い文章になってしまうので、キーパリングのことを多めに盛り込むかもしれません。秘密持ちシナリオになるとだいぶこの流れも変わってくるので、そのことも書いた方がいいのかなあとかも考え中。なにを書くか考えがまとまったらツイッターのほうで呟くと思いますが、とりあえずまた来週お会いしましょう。

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