一般シナリオ紹介(KP用:ネタバレあり版)(最新更新7月31日)

 この記事は秘密持ちでない一般シナリオをネタバレ含め紹介するものです。シナリオを探していてKPをやる予定の方はこちらを参照ください。ネタバレなし版で伏せられていた情報が一部追加されています。また、他の一応シナリオのネタバレを防ぐためにシナリオ名以外の部分は各自で反転して見て頂く、という形を取っています(スマートフォン版では操作の難しさの関係上この仕組みを取り入れておりません)。予めご了承ください。
ネタバレなし版はこちら
私がこれまでに経験してきたシナリオ一覧(タイトルのみ)はこちら
秘密持ちシナリオ紹介記事(ネタバレ回避版)はこちら
秘密持ちシナリオ紹介記事(KP用:ネタバレあり版)はこちら

 フォーマットは以下のような基準で書かれております。
・目安人数……自分が体験した上で考えるPL人数の目安ですが、一人で複数人操る、あるいはNPCで穴埋めする場合も想定してPC人数を併記しております。
・シナリオタイプ……シティか、現実世界のクローズドか、不思議空間系クローズドか、特殊なシナリオ(タイプを教えるとネタバレになる系)か、爽快感重視(ハリウッドスタイル)か、茶番系か、あるいは今あげたそれらのうち折衷か(半クローズドなど)、ごちゃまぜなのか等々……。基本的に現代日本シナリオが殆どですが、国が指定されていないものは日本以外でもプレイ可能だと判断したものです。
・シナリオ傾向……一本道シナリオなのか、ロールプレイ重視か、戦闘の有無、マルチエンディングかどうかなのかなどです。
・探索難易度……「PCがよほど変なことをしなければほぼ確実に生きたままクリア可能な一本道シナリオ」を星5の基準として設定します。「KPが一切救いの手を差し伸べない」という前提で情報の取りやすさ、シナリオ上必要な推理、類推の難易度などにより変化します。
 マルチエンディングのシナリオの場合、トゥルーへの生きやすさを基準とした難易度も別途併記します。シナリオ内に「トゥルー」と明記されていない場合は、「到達しうる最も良い(と思われる)エンディング」への到達難易度とします。
・戦闘難易度……シナリオに適性の戦闘力を持ったパーティが戦闘を行った場合の勝率、死亡可能性などを加味して総合的に決定します。事故が起こらなければ勝てる程度の場合星5です。
・キーパリング難易度……アドリブ力、軌道修正力、必要な読み込みの度合いなどから総合的に判断します。
・PCロスト率……「KPが一切救いの手を差し伸べない」という前提で出目が悪いとき、平均的な時、良い時のロスト率を掲載。
 なお、このロスト率は「私の卓」で100回セッションを行うと仮定した際のパーティのロスト割合の平均から算出したものであり、一回のセッションで必ず一人二人ロストするというものではないことに注意です。
※4人PCのセッションを2回やって全員死亡と生存が一回ずつ起これば、ロスト率は50%になります。
・登場神話生物…登場する神話生物を記載。サブ的な立ち位置の場合カッコでくくってあります。
・予想セッション時間……想定されるセッション時間を記載。(オフセ・ボイセを想定)
備考…その他特別に記載すべきと判断された事項、おもにあらすじが中心。
・注意点
 基本的に私がプレイした感触で個々のシナリオ紹介をしているため、予想セッション時間に関してはやや長めに、戦闘難易度・PCロスト率に関してはやや高めに数値が出ている場合があります。この点をご了承ください。


以下ネタバレを含む感想です。ここからはシナリオを既に読んでいるか、プレイ済みということを前提に記事を書いていきます。
未プレイの方はネタバレに注意してください。


【私がPLとして参加したシナリオ】
『海の底から』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…現代、現実世界のクローズド
・シナリオ傾向…戦闘有り、後半が自由探索、マルチエンディング
・探索難易度…★★★★★☆☆☆☆☆
トゥルー難易度★★★★★★★☆☆☆
・戦闘難易度…★★★★☆☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度…★★★★☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…20%
平均的な時…5%
良い時…1%
・登場神話生物…深きもの、(ダゴン・ハイドラ)
・予想セッション時間…3~5時間
備考:探索者たちは海底施設『アトランティス』への見学へ行くところからシナリオが始まる。トゥルー(シナリオ内ではextraと表記)エンドを迎える条件は通常のプレイでは中々満たせないと思われることから、NPCのロールプレイで示唆を与えるといった何らかの手助けが必要と思われる。そのためトゥルー難易度は高めだがシナリオ難易度は低く基本的なエッセンスが詰まっており、初心者向き。


『銀弾の射手』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代日本のシティ、やや爽快感重視(ハリウッドスタイル)寄り
・シナリオ傾向…探索重視、不可避の戦闘有り、ハンドアウト制(探偵と警察官)
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度…★★★★☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…10%
良い時…1%
・登場神話生物…原ショゴス
・予想セッション時間3~4時間
備考:探索者たちは奇妙な殺人事件を追い、その調査を進めていくところからシナリオが始まる。シティとしてはシナリオが短いこともあり初心者向きか。敵は強いが、強力な対抗武器を得られるのでまずパーティが負けることはない。下記の『ゼラチン質の夢』とシナリオ的なつながりがある。



『ゼラチン質の夢』

・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…前半シティ・後半は建物内の探索、やや爽快感重視(ハリウッドスタイル)寄り
・シナリオ傾向…探索重視、不可避の戦闘あり、ハードボイルド、職業制限あり
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…10%
良い時…1%
・登場神話生物…(ハイ=ヅェ)
・予想セッション時間4~7時間
備考:とあるNPCから新型麻薬に関する調査を依頼されるところからシナリオが始まる。対価と引き換えに何かを調べるタイプのPCであることが求められる。探索者が拷問を行うシーンがあるなど文字通りハードボイルドなシナリオ。戦闘はハードだが道中でサブマシンガンなどを拾えるので、よほどダイス運が悪くなければシナリオクリアは可能なはず。NPCが多くマップが広いので、キーパーはやや忙しめ。
また、上記の『銀弾の射手』と繋がりがあり、時系列的にはこちらが先となる。


『B&B』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…不思議空間系クローズド
・シナリオ傾向…デストラあり、戦闘可能性あり
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…75%
平均的な時…35%
良い時…10%
・登場神話生物…ニャルラトホテプ、ムーンビースト
・予想セッション時間3時間前後
備考:ホームセンターへ買い物に来た探索者たちが、偶然店内のエレベーターに乗り合わせるところから始まる。発想が面白いシナリオだが、あまりに何もわからないままデストラを引いてさようならになると(それもまた一興かもしれませんが)味気ないので、前半は多少誘導したほうがいいかもしれない。持ち込まれた品によってはキーパリング難易度が上がる…かも。


『あかがねカクテル』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…不思議空間系クローズド
・シナリオ傾向…ロールプレイ推奨
・探索難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
・戦闘なし
・キーパリング難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率…0%
・登場神話生物…なし
・予想セッション時間1~1.5時間
備考:「大学の帰り、仕事の帰り、遊びの帰り、1日を終えてふとドアをくぐった探索者達は不思議な場所に出る。」(シナリオより引用)
『銀弾の射手』に出てくるとある女性NPCが出てくるシナリオ。彼女を気に行ったPLが居る場合に回すことを推奨。シナリオ上のギミックは簡単なもので最短だと30分とかからずに終わってしまうため、KPはNPCをうまく使ってシナリオを盛り上げるべきだろう。身内卓の場合、『銀弾の射手』からの継続探索者が女性NPCを口説き、ボディビルダー二人がボディビルをしていた。


『過去からの訪問者より』
・目安人数…3~5人
・シナリオタイプ…現代シティ
・シナリオ傾向…探索重視、一本道寄り、NPCと共闘、複数回の戦闘可能性、不可避の戦闘あり、ロールプレイ推奨
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…25%
平均的な時…15%
良い時…5%
・登場神話生物…ミ=ゴ、イスの偉大なる種族
・予想セッション時間5~7時間
備考:探索者は地底遺跡から発掘された遺物を見に博物館までやって来るところからシナリオが始まる。見た目は紳士、頭脳(INT)は19(ガスライト準拠)、その名もシャーロック・ホームズと一緒に探索するシナリオ。ミ=ゴとの戦闘が何かと発生しやすいが、探索難易度自体は高くない。最終戦の幕引きの仕方は何処にも書かれていないので、PLとKPの腕が試される。身内卓の場合、イス人を相撲勝負で塔から突き落とした。



『Nothing』
・目安人数…1~3人
・シナリオタイプ…不思議空間系クローズド
・シナリオ傾向…探索重視
・探索難易度★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・戦闘なし
・キーパリング難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率…0%
・登場神話生物…なし
・予想セッション時間15分
備考:「目が覚めた。視界に写ったのは一面の白。驚いて体を起こすと、周りには同じように目を覚ましたPL達がいた。」(シナリオより引用)
可能性しかないシナリオ。時間制限がキツいのでKPはPLの提案をサクッと処理することが求められる。このシナリオで何ができるのかと思われるかもしれないが、なんだかんだ身内卓では語り継がれている。


『羅生門』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代京都シティ
・シナリオ傾向…探索重視、不可避の戦闘あり、やや一本道、簡易ハンドアウト制(職業)、雰囲気重視
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…15%
平均的な時…10%
良い時…5%
・登場神話生物…レンのクモ
・予想セッション時間9~11時間
備考:喀血宅様販売のシナリオで、リプレイ集、初心者向けシナリオ、自作BGM付き。探索者は各々依頼を受け、とあるNPCと刀を探すことになる。骨太なシナリオながら、特攻アイテムの存在から全体的なプレイ難易度は高くないものの、PLの性格やPCの行動によってはキーパリング難易度が上がる。作者の刀愛が強く、シナリオ内の特攻アイテムも強力な刀二本であるため、刀好きにはオススメかもしれない。


『声なき呼び声』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代日本のクローズド(田舎の村単位)
・シナリオ傾向…探索重視、複数回の戦闘可能性あり、不可避の戦闘あり、雰囲気重視、SANチェック重め
・探索難易度★★★★★★★☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★★☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★★☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…35%
平均的な時…20%
良い時…5%
・登場神話生物…アルワッサ
・予想セッション時間5~7時間
備考:オムニ社様販売のシナリオ。サイレントヒルの雰囲気をSIRENに移したようなホラーテイスト。自作とは思えないほど雰囲気の有る図や資料が特徴。重なる戦闘は一定程度の出血を探索者達に強いる。終盤怒涛のSANチェックがあり、シナリオ独自の狂気表を使えばある程度行動は可能だが、並のPC達ならおそらく半数は不定入りする。最終戦の処理はPLにはややわかりにくいかもしれない。


『真理の代償』
・目安人数…3~5人(多分)
・シナリオタイプ…現代日本のシティ
・シナリオ傾向…探索・ロールプレイ重視、マルチエンディング
・探索難易度★★★★★★★☆☆☆
トゥルー難易度…PL参加のため不明
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…20%
平均的な時…10%
良い時…5%
・登場神話生物…ウボ=サスラ
・予想セッション時間6~8時間
備考:ひまつぶし卓さんのシナリオ集第5巻収録のシナリオ。NPCとのロールプレイ重視で、PC達の選択によってエンディングが決まる。完成度が非常に高かったことに驚かされた思い出がある。なお私はシナリオを見ていないので、ここに書かれているのはPLとしての体感である。


『ある学校の階段の怪談』(改変版)
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…現代クローズド(閉鎖空間系)
・シナリオ傾向…探索重視、デストラあり、学生探索者推奨
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度なし
・キーパリング難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…25%
平均的な時…15%
良い時…5%
・登場神話生物…イゴローナク
・予想セッション時間2~4時間
備考:『その学校の屋上には死を招く彫刻がある』という噂が流れる廃校で肝試しをするところから始まる。自分がプレイしたのは各教室付近に来るたび40%の確率で基本ルルブP233記載の亡霊を出現させ、「廊下を走っていはいけない」という忠告を破らせるよう仕向ける改変が行われたものでよい緊張感を出していた。この改変を加えても簡単めなので全員学生探索者で臨めばちょうどいい緊張感となるが、男子トイレの書き込みの情報を逃すと生存が厳しくなるかもしれない。全体的にはやや簡単めなので、全員学生探索者で臨めばちょうどいい緊張感となる。


『蕎麦屋・オブ・ザ・デッド』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代日本のクローズド(致死性の霧による閉鎖空間)、茶番系
・シナリオ傾向…探索重視、複数回の戦闘あり、デストラあり、PCに付く特殊設定あり
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…70%
平均的な時…40%
良い時…15%
・登場神話生物…蕎麦人間?
・予想セッション時間4~6時間
備考:喀血卓様作成のシナリオ集『カオティックカーニバル』収録のシナリオ。例によってリプレイ集・イラスト・BGM付き。タイトルからあふれるネタ臭の通り、CoCというよりはB級ホラーな雰囲気(知人曰くサタスぺっぽいとのこと)。PCは全員重度の蕎麦アレルギーという設定が付加される。ランダムで出現する蕎麦人間がパーティの死亡率をかなり上げており、継続PCを使う場合は注意したほうが良い。クラッシックな正統派シナリオをプレイするつもりで挑んではいけない。


『白無垢の母』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現実世界のシティ
・シナリオ傾向…戦闘可能性あり、ロールプレイ推奨
・探索難易度★★★★★★★★☆☆
・戦闘難易度★★★★★★★★★☆
・キーパリング難易度★★★★★★★★☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…15%
平均的な時…5%
良い時…1%
・PCロスト率…5%
・登場神話生物…(クトーニアン)、シュド=メル
・予想セッション時間6~8時間
備考:クトゥルフカルト・ナウ掲載のシナリオ。探索者たちは戦闘可能性は低い。
また、シナリオによれば『クトゥルフと帝国リプレイ 白無垢の仮面』で描かれた事件にかかわる内容が多いため、事前に読んでおくとより楽しめるかもしれません。プレイした感想としては探索者の活動範囲が広く、かつ(PC視点で)次の行動へと結びつけにくいと感じた。PLの思考をそのままPCの行動に落とし込めればいいが、そうでないPL達がスムーズにシナリオを進めるには、この点を緩和する多少のシナリオ改変かないし上手い誘導力が必要。


『ジョン・トラボルタによろしく』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…現代日本シティ、茶番系、ハリウッド(細かいことを気にしない)
・シナリオ傾向…不可避のダンスバトルと戦闘有り、一本道寄り
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度…計測不能、高くはない
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…10%
平均的な時…5%
良い時…1%
・登場神話生物…なし?
・予想セッション時間2~3時間
備考:参考文献がサタスぺとダブルクロスな喀血卓様作成のシナリオ集『カオティックカーニバル』収録のシナリオ。例によって(ry。PLとして参加したが、CoC風味のサタスぺといった感想を抱いた。パリピとダンスバトルを繰り広げたり、通行人を平然と撃ち殺す頭のおかしい老科学者に振り回されたりという、頭を空っぽにして自分なりにノっていかなければならないシナリオ。


『炎上する悪意』(シナリオを見せてもらっていないので、仮の部分があります)
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代日本シティ
・シナリオ傾向…探索重視
・探索難易度★★★★★★★☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★★★★☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆(仮)
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…40%
平均的な時…25%
良い時…15%
・登場神話生物…オリジナル?(失念)
・予想セッション時間5~8時間
備考:o-kuma様が執筆されたシナリオ集『炎上する悪意』収録の看板シナリオ。導入はKPの選択によって変わるが、重要なNPCが一人存在し、彼女の話を軸にストーリーが展開される。ちなみに、ニコニコ動画で作者様が投稿されていることで有名な『のっく、のっく、ちゃいむ』も収録。シナリオはネット炎上による自殺というややデリケートな内容を扱っていることに注意。プレイ中の手探り感が強く、戦略や方針を考えるのが楽しいタイプの良くできたシナリオ。ただ、個人的には戦闘の難易度が高すぎないか?と思ったので、個々の卓やPCの戦闘力に合わせて改変を検討すると良い。



『Bazz SAW』
・目安人数…2人固定
・シナリオタイプ…クローズド(不思議空間系)
・シナリオ傾向…マルチエンディング
・探索難易度…★★★★☆☆☆☆☆☆
トゥルー難易度★★★★★★☆☆☆☆
・戦闘なし
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…10%
良い時…5%
・登場神話生物…ニャルラトホテプ
・予想セッション時間1~3時間
備考:身内卓の某Lなんとか氏が作成した二作目のシナリオ。探索者たちは目覚めると暗い一室に足枷をはめられた状態で居るところから始まる。某有名映画をリスペクトしており、内容を知っていると場面のイメージが湧きやすい。脱出できるかどうかに関してはプレイングスキルよりリアルアイデアのほうが重要。


サプリ『ナチス邪神帝国の野望』収録キャンペーン第一部『ベルリン~1939~』
・目安人数…3~5人
・シナリオタイプ…1939年ベルリンシティ
・シナリオ傾向…複数回の戦闘可能性あり、探索重視、ハンドアウト制
・探索難易度★★★★★★★★☆☆
・戦闘難易度★★★★★★★☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★★☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…45%
平均的な時…25%
良い時…10%
・登場神話生物…ティンダロスの猟犬
・予想セッション時間6時間前後
備考:現在絶版となってしまったサプリ収録のキャンペーン第一弾。探索者たちは第二次大戦勃発前のドイツに潜入し、連絡の取れなくなった現地協力者との情報の受け渡し、潜入諜報員の回収を行う。ハンドアウト制だが、PL側に最低限の歴史知識がないと全く分からない可能性があるため、KPはPLの理解度に応じて適宜説明を行う必要がある。



【私がKPとして回したシナリオ】

『電話越しのごめんなさい』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…現代日本のシティ
・シナリオ傾向…マルチエンディング
・探索難易度…★★★★★☆☆☆☆☆
トゥルー難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度…★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…60%
平均的な時…25%
良い時…5%
・登場神話生物…ロイガー
・予想セッション時間4~6時間
備考:探索者はインターネットオカルト掲示板「どどんとふ」の管理人「ライダー慎」の誘いを受けて、銀座のとある居酒屋でオフ会を行う所からシナリオが始まる。巻き込まれ型で探索重視のシティ。シティらしく自由度が高いものの、手がかりを洗っていけば最終局面まで進める程度には難易度は低い。最終戦の処理が少し特殊で、運が悪いと一方的に嬲られる可能性も。


『雨宿り』
・目安人数…2~3人
・シナリオタイプ…現代日本のクローズド(閉鎖空間系)
・シナリオ傾向…探索重視、雰囲気重視、高校生探索者推奨
・探索難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…25%
平均的な時…10%
良い時…5%
・登場神話生物…グール
・予想セッション時間2~4時間
備考:「夏のある日、探索者達は各々の理由で外出していました。その時、探索者達は酷い夕立に逢い、雨宿りできる場所を捜し求めていました。そこに飛び込んだのは古びた廃屋でした。」(シナリオより)
珍しく一般的ホラーテイストなシナリオ。中で出会う少女が実は幽霊だったという事実が終盤にわかるという展開で、個人的に好きなシナリオ。


『繋がる仲で』
・目安人数…二人固定
・シナリオタイプ…クローズド(不思議空間系)
・シナリオ傾向…知人PCが必要、マルチエンディング、RP推奨
・探索難易度…★★★★★★☆☆☆☆
トゥルー難易度★★★★★★☆☆☆☆
・戦闘なし
・キーパリング難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・登場神話生物…ニャルラトホテプ
・予想セッション時間2~3時間
備考:導入はPCの関係性などによって異なる。隣に居る探索者が実はニャルラトホテプで、点対称のマップを同じだけ移動しているだけというギミックの発想に、初心者ながら感心させられた思い出がある。是非PLには考え抜いてもらったうえで最後の選択をしてほしい。


『I was...』
・目安人数…基本は二人固定だが一応それ以上でも可
・シナリオタイプ…現代日本クローズド(研究所)
・シナリオ傾向…一本道寄り、不可避の戦闘有り、後遺症の可能性あり
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度…特殊
・キーパリング難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
・PCロスト率…特殊
・登場神話生物…原ショゴス
・予想セッション時間3~4時間
備考:PCは原ショゴスから作られたコピーであるという最大のギミックに徐々に気が付いてく……という構成になっている。図画や資料などは事前に用意されているため、自由度には欠けるが手軽にできる。ED次第では原ショゴスのPCが記憶をなくして人間として生きていくという設定が付くことに注意。




『ホラーウォッチング』

・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…クローズド(船内)
・シナリオ傾向…戦闘可能性あり、一本道寄り
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…20%
平均的な時…10%
良い時…5%
・登場神話生物…深きもの、(クトゥルフの落とし子)
・予想セッション時間4~6時間
備考:内山御大の同人シナリオ。探索者がホエールウォッチングのクルーズツアーに参加することになる所からシナリオは始まる。オーソドックスながら舞台の持ち味を生かしたシナリオ。慣れたPLには物足りないかもしれない。KPはEDの際の注意書きを読んでよく考えるべし。


『杉山屋敷怪異譚』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…現代日本のクローズド(屋敷とその周辺)
・シナリオ傾向…探索重視、戦闘可能性あり、探索者に設定付与
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…15%
良い時…5%
・登場神話生物…クトゥルフの眷属、(クトゥルフ?)
・予想セッション時間5~7時間
備考:内山御大の同人シナリオ。シナリオの設定上、探索者の祖父の一人が既に死亡していることが要求される。探索者のもとに見ず知らずの相手から手紙が届き、遺産分与への立会いを求められるところからシナリオは始まる。某外国文学作品を髣髴とさせる結末。初心者は少しPCを動かしにくいかもしれない。NPCの動かし方次第でシナリオ経過がだいぶ変わる。


『彷徨う心臓』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…現代イギリスのシティ
・シナリオ傾向…RP推奨、やや一本道、
・探索難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・戦闘なし
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…5%
平均的な時…2%
良い時…1%
・登場神話生物…オリジナル、(ニャルラトホテプ)
・予想セッション時間4~6時間
備考:探索者たちが海岸を散歩しているところからシナリオが始まる。探索者たちは最低でも「友人のために行動する」程度の親交がある必要がある。前半は自由度が高いためアドリブでの処理が多くなり、KPの腕が試される。不幸イベントは頻繁に行うと冗長になりがちなので注意。


『ロッカー』
・目安人数…1~4人
・シナリオタイプ…クローズド(不思議空間系)
・シナリオ傾向…探索重視、マルチエンディング、RP推奨、重度の後遺症が残る可能性あり
・探索難易度★★★★★★☆☆☆☆
・戦闘難易度
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率…なし
・登場神話生物…(ニャルラトホテプ)
・予想セッション時間1.5~3時間
備考:「いつもと変わらない日常を過ごしていたあなたは一瞬めまいに襲われる。手で顔を覆い、目を開けると、一面真っ白な壁に覆われた部屋にいた。部屋にあるのはずらりと壁に並ぶロッカーと一人の青年、探索者のみ。」(シナリオより)
NPCへの対応がNPCの態度とシナリオの行く末に影響するため、その上でPLがどう動くかということに左右される点で性格が出るシナリオだと思われる。身内卓では何かと語り継がれている。ベストエンドには少しリアルアイデアが必要。KPはNPCのロールプレイをしっかりしよう。



『霧に浮かぶ都市』
・目安人数…3~5人
・シナリオタイプ…現代グアム中盤までシティ、後半以降はルルイエ
・シナリオ傾向…探索重視、戦闘可能性あり、やや一本道、RP推奨
・探索難易度★★★★★★★☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…40%
平均的な時…20%
良い時…8%
・登場神話生物…深きもの、クトゥルフ
・予想セッション時間4~7時間
備考:内山御大の同人シナリオ。グアムでバカンスを楽しんでいた探索者は観光の途中、とあるNPCと出会うことになる。前半はハワイが舞台のシティとなる。アドリブが多くなるのでどこで情報を出すかは事前に決めておくべし。


『まれびとの島』
・目安人数…2~5人
・シナリオタイプ…クローズド(島単位)
・シナリオ傾向…探索・RP重視、雰囲気重視、戦闘可能性あり
・探索難易度★★★★★★★☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★★☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…20
良い時…5%
・登場神話生物…アブホースの落とし子、アブホース
・予想セッション時間6~14時間
備考:内山御大の同人シナリオ。探索者のもとに古い友人から、友人の暮らす九州の離れ小島に遊びに来ないかという誘いの手紙がやってくるところからシナリオは始まる。コースを外れるとアドリブと長時間化が起こるので一日卓向け。一部描写にR15程度の部分がある。最短ルートで行くためにはPLのスキルとリアルアイデアが必要。ロスト率・探索難易度はKPのさじ加減でだいぶ変動する。


『覗鬼』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…大正日本のシティ
・シナリオ傾向…探索重視、一本道寄り、不可避の戦闘あり
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…60%
平均的な時…20%
良い時…15%
・登場神話生物…ティンダロスの猟犬
・予想セッション時間3~5時間
備考:内山御大の同人シナリオ。探索者は知り合いから、とある人間の不審な死に関して調査してほしいという依頼を受けるところからシナリオが始まる。ティンダロスのわんわんが出てくるシナリオ。初遭遇時の描写に力を入れよう。不可避の戦闘はあるものの対処法が用意されている。


『冬薔薇に捧ぐ』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…クローズド(不思議空間系)
・シナリオ傾向…戦闘可能性あり、マルチエンディング
・探索難易度…★★★★★★☆☆☆☆
トゥルー難易度★★★★★★☆☆☆☆
・戦闘難易度…★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…50%
平均的な時…25%
良い時…10%
・登場神話生物…ザイクロトルの死の植物?、(ニャルラトホテプ)
・予想セッション時間6~8時間
備考:あらすじは失念。ギミック重視のシナリオだったが、私が回した際は解決策やシナリオクリアへの道筋をファンブルなどでふいにしていった結果全滅した思い出がある。戦闘発生時にも対処法はあるが、出目が腐っていると全滅コースもあり。ベストエンド達成にはリアルアイデアが必要。NPCはしっかりとロールプレイすること。※現在配布停止中とのこと


『彼方より来たる』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代シティ
・シナリオ傾向…探索重視、SAN値減少量大
・探索難易度★★★★★★★★☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★★☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…60%
平均的な時…40%
良い時…20%
・登場神話生物…空鬼
・予想セッション時間5~7時間
備考:『るるいえびぎなーず』収録の内山御大製作シナリオ。探索者たちはそれぞれの事情からとある不動産の物件を見学しに行くことになる。探索自体はオーソドックスで、『悪霊の家』を思わせるベーシックながら良質な作りだが、空鬼が複数回出現し、都度SANチェックが入るためにSAN値がガンガン削られていく。戦闘の対処法はあるものの確実なものではなく、発狂率も相まってロスト率は高め。発狂やロストを恐れず楽しむべき。このシナリオのセッションは身内卓でも軽く伝説になっている。


『其は何を映す瞳』
・目安人数…3~5人
・シナリオタイプ…現代日本、後半までクローズド(村単位)だが、終盤は不思議空間
・シナリオ傾向…探索重視、やや一本道、RP推奨、ややストーリー重視、雰囲気重視
・探索難易度★★★★★★★☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…15%
良い時…5%
・登場神話生物…シアエガ
・予想セッション時間6~10時間
備考:内山御大の同人シナリオ。岐阜の山奥の村が舞台。探索者たちはとある民俗学者と共に山村の珍しい祭を見に行くことになる。基本的にはクローズドと思ってよいが、行動の幅は広めになっている。良質な描写が豊富で、不慣れなKPでも満足の行くセッションができると思われる。戦闘の対処法はあるものの、うっかり死んでしまうこともある。NPCは多いが、KPは頑張ってロールプレイに力を入れるべき。


『何かが潜んでいる』
・目安人数…1~4人
・シナリオタイプ…現代クローズド(雪山のロッジとその周辺)
・シナリオ傾向…探索重視
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…20%
平均的な時…10%
良い時…3%
・登場神話生物…ザイクロトルからの植物、シャッガイからの昆虫
・予想セッション時間3~6時間
備考:内山御大の同人シナリオ。探索者たちは北国の雪道でバスに乗っているところからシナリオが始まる。短いながらNPCが多いので、一部は空気になってしまうかもしれない。戦闘はおそらく何とかなる…はず。


『I will regain it』(完全自作シナリオ)
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代日本、特殊、爽快感重視(ハリウッドスタイル)
・シナリオ傾向…複数回の戦闘可能性、不可避の戦闘あり、やや一本道、同行NPCあり、継続探索者が最低一人必要
・探索難易度★★★★★★☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★★★☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…25%
平均的な時…15%
良い時…5%
・登場神話生物…タウィル・アト=ウムル、(ヨグ=ソトース)、(ニャルラトホテプ)
・予想セッション時間5~7時間
備考:私が初めて書いたシナリオ。継続探索者の元に外国人から依頼の連絡が来るところから始まる。某24時間戦う男によく似た他人が出てくる。近々リニューアル予定


『もっと食べたい』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代シティ
・シナリオ傾向…探索重視、やや一本道、不可避の戦闘あり
・探索難易度★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…20%
良い時…10%
・登場神話生物…無形の落とし子、(ツァトゥグア)
・予想セッション時間2~4時間
備考…クトゥルフ2010掲載のシナリオ。探索者は共通の友人であるフリーライターと食事を共にするところからシナリオが始まる。手軽にCoCの基本が学べるので入門用シナリオとして適している(かもしれない)。シナリオ上探索者が二人だと全滅する確率が高くなるので、できるなら3人以上PLがいることが望ましい。ライトな雰囲気だが難易度は案外エグく『彼方より来たる』に通じるものを感じるが、あのシナリオより難易度は低い。


『首切り様』
・目安人数…1~3人
・シナリオタイプ…現代シティ
・シナリオ傾向…RP推奨、デストラが存在
・探索難易度…★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度…特殊
・キーパリング難易度…★★★★★★★☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…50%
平均的な時…15%
良い時…2%
・シナリオ傾向…探索重視シティ
・探索難易度…★★★★☆☆☆☆☆☆
・戦闘難易度…基本的には戦闘なし
・キーパリング難易度…★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率…15%
・登場神話生物…ティンダロスの変異種
・予想セッション時間1.5~3時間
備考…探索者たちが行方不明になった二人の友人を探すところからシナリオは始まる。行けるところに行けば解決するタイプのシナリオで一見簡単そうに見えるが、情報の聞き出し方が甘いととあるイベントがデストラになる。取り逃しそうになったとき情報を与えるかどうかはKP次第。事前文章が少ないのでKPは前もってシナリオ全体をよく読んでおき、PLの行動に合わせてうまく喋れるようにしておくべし。


『腕に刻まれる死』
・目安人数…3~5人
・シナリオタイプ…クローズド(閉鎖空間系)
・シナリオ傾向…探索重視、戦闘可能性、不可避の戦闘あり
・探索難易度★★★★★★★★☆☆
・戦闘難易度★★★★★★☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…30%
平均的な時…20%
良い時…10%
・登場神話生物…ミ=ゴ、ガタノソア
・予想セッション時間6~8時間
備考…クトゥルフ2010掲載のシナリオで、内山御大製作。医科学研究所を舞台に、未知のウイルスの恐怖に怯えながら脱出を目指すクローズドシナリオ。シナリオはかなり有名で、クローズドシナリオとしての評判も高い。NPCの少ないクローズドのためキーパリング難易度は低めだが、KP次第でシナリオ難易度を如何様にも変えることができるため、面白そうだけどPL難易度の高いシナリオはちょっと…という方にも安心。


『天才の証』
・目安人数…2~4人
・シナリオタイプ…2000年代日本、特殊
・シナリオ傾向…ほぼ不可避の戦闘有り
・探索難易度★★★★★★☆☆☆☆
・戦闘難易度★★★★★☆☆☆☆☆
・キーパリング難易度★★★★★★☆☆☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…15%
平均的な時…10%
良い時…5%
・登場神話生物…火の精、(ハイパーボリア人)、(クトゥグア)
・予想セッション時間5~8時間
備考…内山御大の同人シナリオ。探索者たちはインターネット上での知り合いから、家に遊びに来るように誘われるところからシナリオが始まる。時代背景が特殊なので、若い人には想像が付きにくい部分があると思われる。現代コンバートは可能だが、一部シナリオの改変が必要かもしれない。NPCのセリフが長いので、一部をカットするかPCのロールプレイができるタイミングを設けるべし。ただちょこちょこ入れ過ぎるとPCのロールプレイがどんどん進んでしまい、途中でセリフが噛み合わなくなることがあるので注意。何かと使える技能が多いことと、〈クトゥルフ神話〉を使える場面が多いので、継続PCがいると活躍できるかも。


『延命病院』
・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代シティ
・シナリオ傾向…やや一本道寄り、ややストーリー重視、複数回の戦闘可能性、不可避の戦闘あり、RP重視
・探索難易度★★★★★★★★☆☆
・戦闘難易度★★★★★★★★★☆
・キーパリング難易度★★★★★★★★☆☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…25%
平均的な時…15%
良い時…5%
・登場神話生物…グラーキ、グラーキの従者
・予想セッション時間7~9時間
備考:内山御大の同人シナリオ。探索者は友人の誘いを受けて、避暑地の別荘に旅行に出かけるところからシナリオが始まる。NPCとのRPが推奨されるシナリオ。イベントの発生間隔が長めとなっており、探索者の探索進捗度次第ではいわゆる「イベント待ち」の時間が生まれやすい。上手い具合にシナリオ内時間を進めて調節するか、時間調整をKP権限でシナリオ改変してしまうのが良いと思われる。最後のシーンの演出は探索者の見せ場でもあるので、NPCのロールプレイにある程度力を入れることが望ましい。



『雪山密室』

・目安人数…3~4人
・シナリオタイプ…現代クローズド(雪山とロッジ)
・シナリオ傾向…探索・推理重視、不可避の戦闘あり
・探索難易度★★★★★★★★★☆
・戦闘難易度★★★★★★★★★☆
・キーパリング難易度★★★★★★★★★☆
・PCロスト率
探索の進みや出目が悪い時…80%
平均的な時…50%
良い時…30%
・登場神話生物…ウェンティゴの従者、(イタクァ)
・予想セッション時間8~12時間
備考:クリスマスをゲレンデで迎えようと群馬県草津のスキー場を訪れていた探索者達は、突然の吹雪に遭い進路を失ってしまう。どうにか廃ペンションに辿り着けた探索者達は……?
卓の文化とKP次第だが、このシナリオは死んだ人間と入れ替わる能力を持つNPCが存在するというギミックからPCの死亡可能性が高く、探索難易度上全滅する可能性も十分にある。しかし、死んだ人間がそのまま神話生物に化けたPCとしてパーティに潜りこむというギミックは非常に素晴らしいもので、相性が合いセッションの進行がうまくいけば、非常に満足のいく体験ができると思われる。
 が、繊細なギミックのため場合によっては事故を招く可能性がある(起きた)。このため、KPはことギミック周りのシナリオ進行に慎重さが求められる。また、このシナリオは性質上PCの死亡可能性が高く、探索難易度上全滅する可能性も十分にある。KPは自らのスタイルに応じてPLのサポートを行いつつ、シナリオの持ち味を出しきってほしい。

七つの怪談再販してくれませんかね…。

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