クトゥルフ神話TRPGセッション『エレベーターの恐怖』感想その6

お待たせしました。当記事で秘密持ちシナリオ『エレベーターの恐怖』の感想記事は完結です。ネタバレ記事を読めない方用にここにも書いておきますが、次週はブログリニューアルのため記事更新はお休みします。更新時期も金曜夜に移動するため、10日ほどお休みすることになりますのでご了承ください。
では、記事の本編のほうに移ります。
※この記事はクトゥルフ神話TRPGセッション『エレベーターの恐怖』感想その6です。その1~5をご覧になっていない方はまずそちらをご覧ください。

その1 その2 その3 その4 その5 その6

以下ネタバレを含む感想です。ここからはシナリオを既に読んでいるか、プレイ済みということを前提に記事を書いていきます。
未プレイの方はネタバレに注意してください。



では4日目の朝からのスタートになります。ちなみに、PL2はPCの死亡後シナリオが欲しいと言われましたのでシナリオを渡しています。本来セッション用に部分修正したシナリオを渡すんですが、今回はバニラのシナリオを渡したため、とある使用しなかったギミックについて聞かれたりしました。あのギミックは運要素が強い上に難易度を一気に下げてしまう気がしたので私は採用しませんでしたが、そういったものは余計な誤解を招かぬよう消しておくに限ります。シナリオを渡してしまうとミスのカバーとかで言い訳できなくなってしまうのが辛いところですがね。

さて4日目が始まりますが、真っ先にPL3は錆落としスプレーとプラスドライバーを買うと宣言します。ダクトのネジの確認はしていなかったものの、錆落としスプレーを買うと宣言したこととありったけの種類のドライバーを持っていくと宣言したので、現場で幸運を振らせるようなことはしませんでした。

PL4はどうしても里中の部屋に入りたいらしく扉を破壊したがっていましたが、当然そんなことが現代で許されるわけもないので警告を与えます。そこで、管理人室へとむかい、里中の知り合いの振りをして「最近彼を見ないんだが~」とおなじみのロールを行います。PC4は〈説得〉を持っておらず〈言いくるめ〉しか持っていませんでしたが、まあここで厳しくしてもグダるので-20で〈説得〉の代わりとしての〈言いくるめ〉の使用を認めます。二日目に追い出されていたことを管理人が覚えているかのアイデアロールなども考えましたが、まあ時間も時間(午前3時をうかがう時間帯)なので省略。正直あまり上手いロールではなかったものの、管理人が里中を見なくなってから三日ほど経っているはずなので、それによる補正も含め〈言いくるめ〉の-5の値で振ってもらいました。
成功しましたので、里中の部屋へと入ることができる流れになります。こういった場合現実にはどういった流れになるかあまり私は知りませんが、とりあえず事件性があるかもしれないということとPC4が変なことしないように牽制するため、警察官を交えて入ることにしました。とはいえ、里中の部屋には生活感が感じられる以外特に何もありませんが。それだけだと味気ないので、警察官もいることですし事情聴取を求める任意同行を求めるロールを挟んだところ、なんと応じました。当シリーズ記事その2では不動産会社職員と紹介しておりましたが、これは偽の身分であり、本来は暴力団雇われのヒットマンでした(現在は訂正済みです)から、当然拒否するだろうと思っていたらまさかの了承という。ここからしばらく取り調べ~身分バレ~緊急逮捕寸前まで行きましたが、幸運クリティカルを出したため疑いを晴らし、辛くも(自ら入り込んだ)虎口を脱しました。
【一言メモ】
結果的にザ・動画勢的なキーパリングになってしまいましたね(作者様のリプレイ動画に似たようなシーンがありました)。

ここで前半の行動は終了。後半ではPC2は買ったものを持ってマンションへ、PC4も短い鉄パイプを持って(!)同じくマンションへ向かいます。

PC4は鉄パイプで何かしてエレベーターの上を調べようとしていたようですが、謎行動過ぎるので省略。その後二人は合流し、協力してダクトを外してエレベータ上部を見ようとします。ただダクトを開けようとしても幸運に何回か成功しない限り住民に見つかって通報されるだけだと警告すると、PC4が「まずエレベーターを6階に移動させて自分が開くボタンを押しながら警戒している」と宣言したため、PC4の一回の幸運でダクトを開ける前に住民と遭遇してしまうかの判定をしました。

が・・・・・駄目っ・・・・・!ファンブル・・・・・!

六階から住人が登場します。どさくさに紛れて如月のことを聞いてきたので「私は知らないけど」と答えさせながら、「エレベーターの上から物音がする。管理人からダクトを調べる許可はもらってる。」というロールに対して素の値で〈言いくるめ〉を振ってもらいます。

が・・・・・駄目っ・・・・・!再びファンブル・・・・・!

住人は階段を使って管理人を呼びに行きます。PC4はマンションの反対側の階段から逃走。PC3は54321階のボタンを押して時間を稼ぎ、ダクトを開けて中に入ります(ここではSIZとSTRの対抗ロールで登れるかの判定をしました)。こっちの世界のエレベーター上部には何もないですが、リプレイ動画にならってアイデアロール成功でエレベーター上部にはほこりすら積もっていないと描写しました(このエレベーター自体は夢の中で出てくるエレベーターそのものなんでしょうかね?)。一階にエレベーターが着くと待ち構えていた管理人と出くわしますが、捕まえようとする管理人を振り払い逃げ帰ることに成功します。
【キーパリングメモ】
遅かれ早かれ現実世界のエレベーター上部を調べる可能性がありますので、ここら辺の設定は事前に用意していたほうがいいですね。私は忘れていましたが…。

そして最後のエレベータータイムに入ります。双方とも殺る気マンマンで、PC4「ここに転がる五つ目の死体を決めようか」PC3「さっきのブザー(エレベータータイム開始時の重量オーバーのブザーです)は聞こえたか?あれは試合開始のブザーだ」と互いに言葉を交わし、開始早々殺し合いが始まります。
戦闘は武道キック80%のPC4が優位に立ち、ナイフ持ちのPC3は回避失敗で致命傷を負い死亡。生き残ったPC4はニャルラトホテプとの感動のご対面ですが……

とても・・・・・・・・・・・・・・正気の沙汰とは思えない・・・!
ニャルラトホテプのSANチェックで1クリ・・・・・・!


ハウスルールによりSANチェックの減少値は自動的に1になります。こうしてPC4はただ一人悪夢のエレベーターから脱出することができました。

以上で悪夢のエレベーターの記事は終了です。
まさかこの秘密を渡したPCが生き残るとは思いませんでした。以前回した秘密持ちシナリオでもそうでしたが、通常のシナリオに慣れてしまっているからかPCを詮索したり疑うという意識が薄いですね。今回のシナリオだとたいていの場合二日目にPC同士で戦闘を起こす必要がありますが、普通のPLだとPCを攻撃するという発想が出ないものだと思います。この場合SAN減少イベントをどんどん起こして発狂や危機感を煽ることで戦闘を誘発するといいでしょう。暗転化は殺人者の秘密持ちにやや有利ですし。秘密持ちシナリオも通常のシナリオと同じくPC同士の協力なくしてベストエンドに到達できませんが、必ずしも全面的な信頼を置ける仲間ではないということを知ってもらうために初めてやる秘密持ちシナリオは身内に敵側の人間がいるタイプのものをやったほうがいいかもしれませんね。
また、このシナリオは簡単に手に入る(クトゥルフ的にオーソドックスな(図書館に行く、インターネットで調べるなど)有力な情報や、シナリオ側からの情報取得の誘導(この部屋には本棚と引き出し付きの机がある~的なもの)がほぼないので、PCが自分で考えて情報を引き出そうとし、それを分析する部分のウェイトが非常に大きいシナリオです。そのためこのシナリオは探索の難易度が高いシナリオとなっており、低難易度で優しいキーパリングになれたPLにいきなりこれをやらせるのは無理があります。こういった高難易度シナリオでは、出目が腐って入手できた情報が少ない中でもリアルアイデアや閃きで情報を引き出し、シナリオクリアに持っていくことができる……そんな能力が問われると思います。シナリオ終了時の談笑タイムなどで、KPの立場から有効な行動を提示するなどしてPLのアドリブ力を鍛える(上から目線な物言いですが)といいかもしれませんね。
また、キーパリング能力の高さが求められることは繰り返し述べたとおりです。自身のキーパリング能力やアドリブ能力に自信がない方は、脆弱なニム様の秘密持ちシナリオでは本シナリオよりむしろ、持たされている秘密にフレーバー色が強い『嗤う人間師』をお勧めします。

さて、来週のブログは記事更新をお休みし、ブログのリニューアル期間に充てたいと思います。訪問者数もおかげさまで少しずつ伸びてきましたが、記事更新に注力してきたこともあってデザインに殆ど気を使っていませんでしたからこの機会に色々と変えてみようと思います。また、次の更新から更新日を金曜の夜に変更しようと思います。というのも、今回の記事もそうですが土日にセッションがあるとどうしても記事作成に割く時間が減ってしまい、平日にずれ込んでしまうからです。なので、10日近くメインの方の記事更新はお休みすることになると思います。ただ、これまでの記事の手直しはするかもしれません。次回どのシナリオを取り上げるかは未定ですが、このブログの方針としてキーパリング難易度の高いシナリオを中心に記事を書いていこうと思います。「このシナリオ面白そうだけど、キーパリング難しそうだから回せないな…」という方の助けになれば幸いです。
では、しばらく間が空きますが、次回の記事更新でお会いしましょう。

カイジ.jpg

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