クトゥルフ神話TRPGセッション『エレベーターの恐怖』感想その5

セッションが土日に入るとどうしても記事が書ききれず次の日に持ち越してしまいますね…。ちょっと対策を考えています。ちなみに、土日にプレイしたシナリオはゲームマーケットで身内の人に買ってきてもらい、厚かましくもそのままKPをしてもらった、オムニ社様作成『声なき呼び声』です。コズミックホラーではなく、サイレントヒルやSIRENの世界を感じられるホラーチックなシナリオでした。
さて、二日目の終了時点で死亡者が出たわけですが、当初は中途脱落者に対してはシナリオを配布した上でまったり殺し合いを眺めてもらおうかと思っていたものの、本人がシナリオを見ないまま見届けたいというので、セッション終了後に渡しました。当人も言っておりましたが、うっかりネタバレ発言などをしてしまうと致命的なので、PLを見て渡すかどうかを決めた方が良いでしょう。安全をとるならそのまま見学してもらうのが一番ですが、暇でしょうからね…。
では、そろそろ本編に入らせていただきます。
※この記事はクトゥルフ神話TRPGセッション『エレベーターの恐怖』感想その5です。その1~4をご覧になっていない方はまずそちらをご覧ください。

その1 その2 その3 その4 その5 その6

以下ネタバレを含む感想です。ここからはシナリオを既に読んでいるか、プレイ済みということを前提に記事を書いていきます。
未プレイの方はネタバレに注意してください。



三日目の午前中はほぼ行くところもないということで、情報集めとして全員マンションへ向かいました。念のためダクトを開けようということになり、現実世界のエレベーターの中に入ります。PL2とPL4がエレベーターの天井をコンコンと叩いて材質を確かめるという行動宣言をしたため(PL3も宣言しましたがSIZが小さいのでひとまず保留)、その行動と共にアイデアロールを要求し、成功でネジを開けるような誘導を加え、失敗でも普通の材質であることがわかるようといった裁定をしようと考えていたんですが…

二人連続ファンブル


どうにもならないので管理人召喚、エレベーターでガサゴソやってる3人をマンション外に追い出しました。ただし、そのまま昼の行動を終わらせてしまうと十中八九杭にすらたどり着かず終わるので、マンションの外で引き続きの行動を認めるという(温情)裁定です。
その後は秘密の方向から探索を進めようとしたりしていましたが、当然そちらの方向から情報は(生存者全員死んでますし)出ません。まあマンション入れない時点で得られる情報もほとんどないので、幸運ロールを振らせて(成功)天啓を振らせました。具体的には黒人の郵便配達員に「吠ゆる者が誰かを探しなさい」と書かれた里中孝二宛の手紙を落としていってもらいました。ファンブル処理は継続しているので昼にはもうマンション内へは立ち入らせず、続いて午後のシーンへと移ります。
【キーパリングメモ】
リプレイ動画上でもKPが天啓を降らせていましたが、このシナリオは詩の内容や死んだエレベーターの住人にPLの注意が向かないと完全に行き詰まりやすいです。そのように何もわからないままただエレベーターの中で人が死んでいくのは、ニャルラトホテプ的にも楽しいものではありません。そのような場合には、ヒント程度の情報を化身なりを使って出してあげましょう。他にも書くべきことがありますが、後述します。

手紙の情報を受け、PCは三人ともマンションの603号室前まで移動(そして、この瞬間3日目のエレベータータイムでまた一人死ぬことが確定します)。扉には鍵がかかっているので(初日の里中の姿は仕事帰りでしたからね)開けなければ中には入れませんが、〈鍵開け〉を持っていたPC1が死んでいたため、扉を前になすすべもなく立ち往生してしまいます。力ずくで開けようとしていましたが、普通のマンションでそんなことをすれば当然通報ものですので、警告して止めさせます。また、扉周りを探してみても何もないと伝えました。次に郵便受けに何かないかと聞かれたので、マンションだから上の郵便受けにはないという風に答えて下の郵便受けを調べるよう誘導をかけました(午後ということもあって管理人は帰ったことに)。内側からはロックがかかっているので中のものを取り出せませんが、外側へと回れば指を入れることで、入れ口近くの郵便物をとれたことにしました。郵便物はがん保険の手紙で、あて先は里中孝二となっています。また、二日分の新聞がたまっているという描写も加えました。これらは里中の居住・生活実態を示すものですが、PLはこの情報の意味合いを掴むことができず、夜は武器を持ってこないことと、PC2が普通の杭を持ってくると宣言し、各々の家へと帰って行きました。
【キーパリングメモ】
どうも里中が怪しまれているのか、如月のことを全く調べようとしてくれませんでした。まあ調べても一切何の情報は出てこないけれども、如月あるいは死んだ警察官、PC2が所持していた猟銃の保有許可証(不定入りした時彼は身ぐるみを一度剥がされています)に記されている猟友会の線からお互いを調べれば里中関連で出している情報の意味にも気づいてくれると思うんですが…。
ここらへんになると、PL達はとにかく何をすればいいのかわからない、といった様子でしたね。シナリオ終了後に話を聞いたところ、PL3の共有した秘密である「悪魔」の比喩の意味もチンプンカンプンだったらしく、行動のとっかかりにすら慣れていなかったようです。PLがこういうタイプの謎解きになれていないようなら、「人ならざるもの」のようなもっと直接的な表現に変えてもいいと思います。それでも詰まるようならもう諦めましょう。優しいKPもこのシナリオに限ってはクリアのために必要以上の助け舟を出す必要はないと思います。ダクトさえ開けられれば確率でクリアできてしまいますし、それすらしないPL達には殺し合わせてあげればいいだけです。

さて、PC3は小型ナイフと大型ナイフを一本ずつ、加えてスタンガンを隠し持ち(両方〈隠す〉に成功)、PC2は杭を持っていくことを宣言し、三日目のエレベータータイムに突入します。三日目ともなるとPC達も全員死体に慣れ、立ち上がりも静かなものでした(対立が深まる後半ほど発狂しにくくなるちはとても良いギミックですね)。PC2は持ってきた3本の杭を3人で死体の心臓めがけて刺しますが、普通の杭では効果はありません。エレベーターに杭を打っても傷がつくだけで意味はありません。エレベーターの天井を叩いてみても……
【キーパリングメモ】
脆弱なニム様のリプレイ動画を見た方はお判りでしょうが、あの時もPLはエレベーターの天井をたたくという宣言に対しKPが「一部音が違う」という情報を出して上に何かあることを暗示していましたが、この場面を忘れてしまっていた私はここでそう描写することをせず、「ダクトはびくともしない」と言うだけで済ませてしまいました。情報を何とか出そうとしていた私としてはかなり手痛いミスです。これからこのシナリオを回す方は最初から用意されているものくらいはきちんと把握しておき、情報を出せるよう心構えをしておきましょう。

再び膠着状態が訪れようとしたとき、PC3が動きます。〈忍び歩き〉に成功した彼女はPC4に対し奇襲を仕掛けますが、大型ナイフの攻撃は失敗。戦闘に入ります。PC4の武道キックを華麗によけたり、PC2がナイフを無力化しようとエクスペリアームスを唱えたりこぶしの部位狙いに失敗したり、何やかんやあった結果PC3が気絶します。彼女が気絶した後はお楽しみの荷物漁りタイムとなりますが、事前に武器以外もっていかないと宣言してあったので上記のもの以外は出てきません。そして、しばらく膠着状態が続きます。
【キーパリングメモ】
他PL二人はPC3の気絶後色々話していたんですが気絶したPC3にとどめをさす気配がなく、またエレベータータイムが長引きそうな雰囲気を私は感じ取りました。そのため、再び戦闘を引き起こすためにニャルラトホテプの力を借り、PC3を目覚めさせて会話が途切れたときを境に戦闘に入れるよう、個人チャットで準備を促しました。しかし…

会話が途切れ、膠着状態が訪れる前に起きたのは、PC4のPC2に対する武道キックでした。重傷を負ったPC2はたまらず転がっているPC3に手に持っていた杭を刺そうとします。しかし、気絶から目覚めていた瀕死のPC3は転がってそれを避け、戦闘の手番が回ってきたPC4がPC2に追加の武道キックを見舞い、PC2が死亡します。
【キーパリングメモ】
気絶回復のタイミングはKPに委ねられているとはいえ、またしてもこのようにプレイヤーの死因の遠因を作る形になってしまいました。PC4とPC2は無傷だったため、PC3の奇襲を食らっても死ぬことなく再度戦闘が行われるはずだったのですが…。PC4が暴走し始め、まさかのPC2が死ぬ事態になってしまいました。残すにしても協力的な姿勢を見せている方を残したほうが奇襲しやすいにもかかわらず、なぜより危険な方を残したのか…。PLは神話生物という言葉を胸に刻みましょう。

とにもかくにも人がまた一人死んだため、エレベーターは嘲笑うように振動しながら上昇してきます。そろって〈聞き耳〉初期値だったことと二回目ということもあって、二倍でのロールを許可し、二人とも成功。天井裏でのゴロゴロ音を聞き取らせます。
エレベーターの扉が開き、PC達が目覚めようとする中、お互いに「次はお前の番だ」と指をさし合いながら、光の中へと消えていきます…。

といったところで三日目終了です。主な動きや書きたいことは二日目に集中していたこともあって、結構簡潔にまとめられたと思います。おそらく次回の記事でネタバレを含めた感想もまとめて書き終えられるでしょう。日曜日に別のところでオフセがあるのでまた月曜までずれ込むかもしれませんが…。
また、ツイッターのほうでもお知らせしましたが、この『エレベーターの恐怖』の記事が終わったら一週お休みしてブログを少しリニューアルしようと考えています。それと同時に、ブログのアップ日も金曜の夜に変えようかと思案中です。土日に書き終わらないことのほうが多くなってしまっていますしね…。では、また次回お会いしましょう。
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