クトゥルフ神話TRPGセッション『エレベーターの恐怖』感想その3

いやはや、ここまで更新が遅れてしまうともはや申し開きのしようもございません。
せめてより良い記事を書くことによって低速更新の代償に替えようとも思ったのですが、どうにも長くなってしまい結局二日目のすべてを一記事中に書ききることを断念しました。言い訳がましいですが雪だるま式に膨らんでいく文章量をみるにつけ、このシナリオのキーパリングの難しさを感じさせられます。
では、そろそろ本編のほうへと移ります。
※この記事はクトゥルフ神話TRPGセッション『エレベーターの恐怖』感想その3です。その1、その2をご覧になっていない方はまずそちらをご覧ください。

その1 その2 その3 その4 その5 その6

以下ネタバレを含む感想です。ここからはシナリオを既に読んでいるか、プレイ済みということを前提に記事を書いていきます。
未プレイの方はネタバレに注意してください。



では、二日目の内容について書いていきます。エレベーター内で如月美智子が死んだあと、探索者達は各々が眠りに落ちた場所で目を覚まします。便宜上ここまでは導入として扱われ、ここからがシナリオ本編のスタートとして扱います。
二日目の最初の行動において各々が取った行動は以下の通りです。
PC1→警察署へ
PC2→マンションへ(不定の狂気の反響動作により前日の自分の行動を反復)
PC3→自宅で情報収集
PC4→マンションへ

【キーパリングメモ】
PC行動の裁定は、そのKPがどれくらいのシナリオ難易度に設定するかでかなり変わってきます。私は脆弱なニム様のリプレイ動画に準ずる難易度にしましたので、存在する情報に対して現実に有効な行動を取らないかぎり情報は出さないよう設定しました。なお、探索によって出てくる情報は、核となるもの以外はシナリオで事前に用意されてるわけではないので、KPは聞かれたことに応じて場合によっては即興で考えて情報を与えなくてはなりません。この部分が一番キーパリングとしては難しいところです。情報の出し惜しみによるシナリオの失敗はしこりが残りかねませんので行き詰まった時には慈愛の手を差し伸べてあげましょう。ニャルラトホテプもそれを望んでいます。

マンション組の行動は集合ポストの表札による名前確認(里中、如月性があるか)、管理人への聞き込み、マンションの廊下を調べるといった具合でした。名前確認は現代的なマンションなので表札を出しているところのほうが少ないとして見つからないとし、管理人への聞きこみは個人情報を盾に突っぱね、マンションの廊下の調査も落ちているものを探すなどというものだったので情報は与えませんでした(発狂中のPC2は周りの会話を反復しながらPC1についていきました。)。

【キーパリングメモ】
この裁定に関してですが、表札に関しては住んでる地域によって違うので、もしPLが不満を持っているようでしたら懇切丁寧に説明してあげてください。私が(リアルで)以前住んでいたところも、9割型表札を出していましたが、現在住んでいるところでは1割も表札を出しておらず、驚いた経験があります。なお、管理人も難易度補正で情報を出にくくしております。また後で出てくるので詳しくはそこで書きますが、全体的にマンションにおける情報は思いつきレベルの情報では出さないよう裁定をしています。

警察署に向かったPC1ですが、彼は警察署の情報からエレベーター関連の死亡者を探していました。最初は「マンション周辺における変死者を探す」という宣言だったので、該当者が多く数が絞れないという裁定をしましたが、続いて彼は自身の持つ秘密から「死亡前に奇異な行動をとっていた変死者を探す」という宣言をしましたので、図書館成功の情報としてそのような死亡報告書が短期間に集中して"3枚"あり、その中のひとりにあなたの友人がいると伝えました。

【キーパリングメモ】
この情報は「吠ゆるもの」が人間でない可能性を示しています。あまり警察官PCが出てくることを想定しておらずどういった情報を出したものかと思いましたが、秘密を生かした情報収集をしてくれたので、情報を一つ与えました。前回の犠牲者が全員この近辺で死んでいるかどうかは微妙なところですが、そこまで情報を絞ると解決の糸口がほぼなくなってしまうので、このような裁定にしました。どれだけ難易度が高くとも情報の絞り過ぎはシナリオクリアの可能性を著しく低下させてしまうのでやめましょう。

PL3はいまいち有効な探索が思いつかなかったようで、自宅で別のシナリオで登場した国民的アイドルのライブBDを見ながらネットで情報収集という宣言をしました。ただし、PC3の情報収集はことごとく判定に失敗し、ただライブBDを見ただけに終わりました。それほど調査技能も高くはなかったのであまり有効な行動には見えませんが、経験の浅さからかどう動けばいいのかわからないといった感じでした。

ここまでで午前中の動きは終わり、午後パートへと移ります。
【キーパリングメモ】
一日2回行動というのは一見少ないと思われるかもしれませんが、そもそも行くべき場所があまり多くありませんし、シナリオの規模は小さいながら最長で3日目まで行く可能性があるので、行動回数を増やすと逆にグダる可能性が高くなります。PLから行動回数が少ないと言われても増やさないほうがいいでしょう。その代わり、〈図書館〉のような時間のかかる技能に関しては二回まで使用を認めるなどしてバランスを取りましょう。

二日目午後に各々のPCがとった行動は以下のとおりです。
PC1→マンションへ
PC2→マンションへ
PC3→自宅で情報収集
PC4→マンションへ

PC3は午前に引き続き情報収集を続けるという選択をしました。詩についてインターネットを利用して調べると宣言したので、オカルトと図書館の複合ロールを要求しました(ハウスルールにより二つの技能値の平均値でロール)。達成値は30と低かったものの見事成功したので、詩の中に書かれている「吠ゆる者」と「使者」という単語が同一のものを指しているということに気が付く、という裁定にしました。

【キーパリングメモ】
一見大した情報ではないように思えますが、この情報は詩の内容の解読に役立ちます。吠ゆる者と使者が同一という情報以上に、文脈上四つの歌というのが第一文の命と対応しているため、第三文の鎮魂歌と現状を照らし合わせることで、全員を殺せば蚊帳の外―つまりは悪夢から―抜け出すことができるということにまで気が付くことができるかもしれません。詩の解読が捗っていなければ、有用な助けにもなるでしょう。。

PC4(とPC2)は午前中から引き続きマンションにて張り込んでおり、そこにPC1が合流するといった形になりました。
PC1は警察手帳を管理人に見せ、「里中さんの友人から連絡がつかないという連絡があったので、部屋に入らせてくれないか」と聞いてきました。この判定に関しては〈説得〉ロールが妥当ですが、判定の補正を決めるため説得ロールを行ってもらいましたが、
・例え警察官とはいえ個人情報を捜索願すら出ていないのにおいそれと出せない
・正式な書類もなく個人情報を渡したことが上にばれたら首になってしまう
・独身男性がたった一日連絡をとれなかったからといって心配するようなことでもない
・(以上の理由から)本当に仕事で来ているのか疑わしい、警察手帳を盾に職権乱用をしているのではないか
といった感じで管理人ロールを行った結果、あまり有効な反論ロールを行えませんでした。
【キーパリングメモ】
こういった状況では通例マイナス補正をかけるのが妥当なんですが、探索があまり進んでおらず、少なくとも今日一人死ぬことは確定コースだったため、里中の部屋には入らせないまでも里中が部屋に住んでいるということを開示するかどうかの〈説得〉ロールを素の値(警察手帳補正込み)で振らせるという裁定にしました。ただし、彼はその判定に失敗してしまいますが…。

その後、詩の内容を完全に(漢字も正しく)思い出すやり取りを行い、その場で解散となりました。詩の内容を開示した後、しばらく話し合っていましたが、四つの歌がなんなのかもわからないといった感じで解読はほとんど進んでいないといった状態でした。
【キーパリングメモ】
なお、ここから家に帰るまでの間PC2は帰る前にオカルトサークルへと寄り、サークル会員の一人から再び〈精神分析〉を使ってもらい、成功したのでSAN値を1点回復して不定の狂気が解けるといった裁定を行いました。これはKP判断で行った超特例措置です。身内以外でやる場合は他PLの合意を得てからやった方が良いでしょう。

ここから二日目のエレベータータイムに入るんですが……思いのほか長くなってしまい、これ以上記事の投稿を遅らせることもできないので、勝手ながら記事を分けることにします。二日目のエレベーターは結構色々と行動しており、それらの裁定も後から考えると失敗だったかなと思うところがいくつかあるので、どのように書いたものか少し考えたいと思います。筆者の遅筆が更新速度に響いておりますが、このブログを始めようと思った理由の一つは遅筆を治すことでもありますので、毎週見ていただいている方には申し訳ありませんがたまにある遅い投稿に今しばらくお付き合い願います。週一ペースはなるだけ維持していきます。

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著作権的な問題があるので以前の画像と差し替えました。エレベーターの広さに関してはあまり突っ込んではいけないところです。マンションに不釣り合いな程度に大きなエレベーターと考えておきましょう。

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