クトゥルフ神話TRPGセッション『羅生門』感想その5

 つきたての餅のごとく延び延びになってしまいましたが、なんとかその5完成です。切るタイミングを失って少し長めの記事になってしまいました。このあたりから私の眠気も覚めてきております。
 それでは、前回の続きから書いていきたいと思います。

※この記事はオンラインボイスセッション『羅生門』についての感想の続きです。その1~4をご覧になっていない方は先にそちらをご覧ください。

その1 その2 その3 その4 その5 その6 シナリオ感想

以下ネタバレを含む感想です。ここからはシナリオを既に読んでいるか、プレイ済みということを前提に記事を書いていきます。
未プレイの方はネタバレに注意してください。




○四条邸にて~頽れる巫女の慟哭~
 ここまで連れ添ってきたむったんが、「自分が刀を持ち出させてしまったせいでこんなことになってしまった」といって戦意喪失してしまう。いまさら何を言っているのかと思ったが、異形の姿を見たことで精神的に摩耗しているのだろうと判断。「響が刀を持ち出さなくても宗教団体が初音を依代にし、響がそれに対する復讐を行うのは止められなかっただろう。悪いのは全ての黒幕である六角たちだ」という風に諭し、なんとか戦意を取り戻させることに成功する。一波乱あったが、気を取り直して六角邸へと急ぐことにする。
 忍者の身支度を整え、六角邸の前までやってきた。屋敷はヤの付く自由業の方達が出入りをしてそうな日本庭園などもついているそれっぽい日本家屋である。屋敷の中に入るとちょうどいかにもな人物がちらほら見受けられた。正確には人ではなく斬殺死体であるが。響が既にここに来ていることは明白だった。探索もそこそこに荒れた屋敷の中で響の足取りを追うと、広い和室に出た。その部屋で一際目を引いたのは地下室への扉である。部屋を見渡す限り何かありそうな雰囲気だったが、先を急ぐべく近くに置かれていたランタンだけを持ち、JD剣士を先頭に地下室へと入っていった…。

 この場面でこうなってしまったむったんの心境の変化が少し気になるところです。ここまで一気に落ち込んだのは響が連続殺人犯だと確定したからでしょうか。NPC視点でも響の疑いは濃厚だったかと思いますが、やはり責任を感じてしまうと人間は脆いということなのでしょうかね。むったんとは導入以前より関係を持っている設定だったので、私がそれっぽいロールプレイをしました。私は基本的にNPCには優しいんですが、なぜか女性NPC相手に仲良くなる傾向がありますね。別にやましい気持ちがあるわけじゃないんですが成り行き上そうなってしまうことがままあります。(以前には魔術師の女性をとある事情で口説き落としたりしました。)ともかく私はむったんにも肉壁として最終決戦に参加してほしかったので事件の幕引きに彼女も立ち会わせるべきだと思ったので、うまく説得できて良かったです。
 装備をとりに行くか迷いましたが、PCのロストに関わりかねないのでしっかり装備を取りに行ってから最終決戦に向かいました。六角邸は初音の時のように人影が見えないかと思いきや、構成員の方らしき死体がちらほらありました。チャカ相手に刀でどうにかなるものかと思いましたが、KPに確認したところモノホンの組織ではなくあくまで団体を隠れ蓑にしているということで納得しました。人数がそこそこいるならここらへんで響の後ろ姿くらいは見えるかとも思っていましたが、影も形も見えず焦りが募ってきましたね。それは探索より響の追跡を優先する行動となって表れていきます。


○地下へ~Welcome to underground~
 剣士、デスククラッシャー、忍者、むったんの順で地下へと降りていくと、階段を下り切った先にまず牢屋が見えた。中にはうつろな目をした裸の女性たちが。彼女たちの様子を観察すると、(〈精神分析〉、〈医学〉成功)彼女たちは薬物中毒により廃人と化していることがわかった。今や自分たちにはどうすることもできず、そのまま先を急ぐ。階段を下り切った先は地下室があるというわけではなく、地下道のように道が伸びていた。牢屋を越えてしばらく行くと、道のわきに今度は広い空間を見つける。中には机が一つと、巨大な天岩戸を思わせる石の扉が。念のため石の扉だけ確認する(〈目星〉成功)も最近開いた形跡は見られず、あまり重要ではないと判断して先へまた進んでいく。
 進んだ先ではちょうど六角邸の裏手に出て、目の前に長い石段が見えた。と、ここでクラッシャーの幻覚が再発生。石段の上に登り切った先が崖になっており奈落へと繋がっていると訴える。とりあえず下から見ても人影も上の様子も見えないので、引き続き響の後を追って先を急ぐ。階段を上っていく途中、石段の横で地面に刺さる一振りの異様な雰囲気を放つ刀を発見する。忍者がおもむろに手に取ると、即座にその刀に秘められた力を強く感じた(〈オカルト〉成功)。一応むったんにこれが響の持ち出したものであるか確認をとり、本物だと確信する。また、この時奏がもともと持っていた刀も、同様に特別な力を持っていることがわかった。
 刀を回収し、階段を上り切った先には崖ではなく洞窟が待ち構えていた。また、洞窟の横には大きなクモが死んでおり、その死体に小さめのクモが群がって貪っていた。刀の位置からしてなぜこのクモが死んでいるのかはわからなかったが、おそらく例の毒蜘蛛であるらしいことは察しがついたのでできるだけ大回りをして洞窟の入口へと向かう。洞窟の壁にはクモの巣がびっしりと張られており、洞窟内にもクモが居るらしいことが予測できた。また、入り口から見ても人骨がゴロゴロしているのが見えた。この先はかなり危険であると判断し、クモへの対処法を模索するため入り口近くにいるクモに対し催涙スプレーを噴射するもあまり効果が見られなかった。続けて火炎放射を試みるもはぐれクモが逃げてしまい試せずじまいになってしまった。これ以上時間を浪費するわけにもいかないので、洞窟の中へと探索者一行は入っていく…。

 ここら辺はまず響を助けることを第一に考えていたので、追跡優先で行動しています。しかし、廃人ズはともかく広い部屋の超思わせぶりな石扉は流石に調べざるを得ませんでした。バックアタックが起きたりしたら嫌ですしね。しかし時間もないので最近動かされた形跡がないかを確認するだけにとどめておきました。地下道を抜けた先は、意外にもただ単に裏手に出るだけという意外な結果。しかし、そこから見える景色がPC2の幻視の内容と合致していたので、クライマックスはもうそこまで来ているということを肌で感じ取れました。気になるのは幻視の結果ですが、これが何を意味するのか…。いまいち幻視から得られる情報と言うのがメタ的に雰囲気を出す要素以上のものをあまり読み取れないので、あまり気にせず現実に見えるものを頼りに進もうと思いました。
 石段を歩いているときにまさかの刀発見。六角をころころしに行って暴走した響と戦うみたいなのを想像していたからあまりにも拍子抜けでした。というか響はこの刀無しでこの先進んでいって大丈夫なのかと。そして刀を拾うとその特殊能力に驚かされました。詳しくは伏せますが、その内容は大量のSAN値と引き換えに攻撃力を増すという効果。アーティファクトであろうことは感づいてましたが超強い。代償も大きいですが…。また、奏が持っていた刀の能力も開示されました。こちらはSAN値の代わりにHPを代償にするというもので、まあまあ強くて代償もまあまあといった感じでしょうか。問題なのは刀よりもそれを振っていた響のほうです。これを使い続けていたということは永久発狂がかなり危ぶまれる…。一応効果の発動は任意ということでしたが、ほぼ自分はこの時点で絶望的だと考えていました。まあ命あっての物種と言いますし、精神病院にぶち込むことが目的に代わるだけですけどね。
 そしてまたよくわからないのが洞窟の前で死んでいたでかいクモとそれに群がる子グモ達です。いったいどこからやってきたのかと。そしてなんでこいつは死んでいるのかと。見た目が毒蜘蛛に似ているということで近づいて調べるわけにもいかず、クモに襲われないようにスルーすることしかできませんでしたが…。
【プレイングメモ】
 クモへの対処法であれこれやっていた時に、痛恨のミスをしていたことに気づきました。
「コーヒー忘れてた…」
 序盤のコーヒー描写はクライマックスに繋がる伏線だったんですね。行く先々でたまにコーヒーの香りが漂っていたのも、おそらくコーヒーがクモに有効であることを知っている響が常に持ち歩いていたという暗示だったのではないでしょうか。
 この先行っても居るのは丸腰の響だけでしょうし、戦闘が起きるとすれば六角か神話生物でしょう。もしクモ系の神話生物にコーヒーが効くのだとしたら…?殺虫剤でも持ってくればよかったかなどと考えていましたが、リアルアイデアを出すだけでなく情報の整理もしっかりやらないとダメですね。何回もシナリオをプレイしていれば、俗にいう「ダイスの出目が腐っている」時がままあります。こういう時には終盤で情報の一部が欠けていたりするなどして、探索者のロスト危険性が高まるときがあります。しかし、たとえ断片的な情報だけを頼りにクライマックスを迎えるとしても、先のコーヒーのような伏線や情報を活かすことでロスト可能性を下げることができるのです。
 例えシナリオをいくつか経験していたとしても、探索者は脆い存在です。自分の命を守る努力は余念なく行いましょう。思い入れのある探索者を失うのは悲しいものです(PCを殺す度にしみじみ思います)。

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